主催:日本建築学会中国支部,日本建築構造技術者協会中国支部
後援:広島県建築士事務所協会
日時:9 月 30 日(土) 14:00~16:30
会場:RCC 文化センター 号室(広島市中区橋本町 5-11)
定員:40 名(予定)
講師: 近松英樹(カナイ建築構造事務所)
参加費:主催・後援団体会員 1000 円,会員外 2000 円,学生 無料
対象:主催・後援団体会員,建築技術者,大学院生,大学生
問合せ:(株)カナイ建築構造事務所 近松英樹 chi-kanaikozo@chic.ocn.ne.jp
概要
直接基礎とした場合、多少なりとも地盤に沈下が発生する。大きな沈下量、大きな不同沈下が発生した場合には、構造体、設備等に支障が生じることがある。計算で沈下量を計算することは可能であるが、実際には計算どおりにならないことも多い。地盤の沈下には即時沈下、圧密沈下があり沈下を計算する場合、必要な土質試験を行う。土質試験もいろいろな種類があるので、各沈下に必要な土質試験についての解説、沈下計算の精度について解説する。また即時沈下、圧密沈下の例題を作成し、計算方法について解説する。実際の地盤は、砂層、粘土層が入り混じった構成となっており、砂層、粘土層も各深度により異なる土質である。例題も実際の地盤に合わせて砂層、粘土層が入り混じったものとし、実務に役立つ内容とした。沈下には地震時に発生する液状化による沈下もある。構造計算で液状化による残留沈下量を算定し、液状化の程度を判定する場合もある。液状化による沈下の解説、またその例題を作成し沈下量の算定方法を解説する。会員から募集した地盤の沈下に関連する質疑応答を紹介する。本講習会は JSCA 中国支部技術委員会で企画し準備を行ったものであるが、内容については中国地質調査業協会の佐々木誠二様のご協力を頂だきました。本セミナーは,地盤の沈下について実務に役立つことを目的に企画した。建築技術者、および大学生・院生の積極的な参加を期待します。