2022年度の中国建築文化賞には,住宅部門1件,意匠部門5件の計6件の応募があり,選考委員会で厳正に審査を行った結果,次の1作品を表彰することに決定しました。表彰作品が表彰規程第1条(目的)における「中国地方の建築文化の発展に顕著な貢献が認められる活動」であり,「広く地域文化の発展と建築文化に対する意識の高揚を図る」作品であり続けることを期待しています。なお,2022年度の中国建築文化賞の表彰式,受賞者の講演会を以下のように予定しています。
日時:2023年5月26日(金)午後
場所:広島県情報プラザ(広島市中区) 地下多目的ホール
(同日開催の中国支部総会において。詳細は支部HPでご確認ください。)
・意匠部門「三次市農業交流連携拠点施設トレッタみよし」(広島県三次市酒屋町)
・受賞者:中薗哲也(ナフ・アーキテクトデザイン(有))
三次市のぶどうの木を象徴する独創的な木造架構形式の提案および交差点を挟んだ近隣施設との一体感に配慮した平面計画・ファサード計画により,地域に調和しつつ木造建築のすばらしさを表出した建築となっている。建築当初から地域住民(生産者・利用者・地元組織)や観光客の交流の場として活用され,近隣施設利用への相乗効果をもたらしていることから,今後も地域の活性化と文化発信の拠点として発展することが期待される。(写真提供:中薗哲也(ナフ・アーキテクトデザイン(有))
以上